言葉をはきだす機械

ことばをはきだすきかい。コトバヲハキダスキカイ。

夢と挫折とそれでもねねね

Rockerの牙を折りし吾(あ)同僚の「ギターうまーい」に笑いおり 愛すべきブクの言の葉読みながら娼婦は数えるブルーハーツを september思(も)へばなぜだか夏が来るあなたは九月わたしは七月

はい

七つ年下の友人と飲む。 君と僕はきっと本心で悩みを打ち明ける事はできない。 君と僕が金に困っても金を貸すことはできない。 君は僕が人生の岐路にたったとき僕の背を押すことはできない。 そして僕は自分の命を君のためにかけることはできない。 こんな僕…

なぜだか金木犀の香りがして泣いてしまった春色の夜。

好き!好き!大好き!ほんと好き!

―――胸のうえに十字を切るよ、そして嘘をつくくらいなら死ねたらと思うよ(R・D・レイン) こんなことを言わなくてもいいくらい私たちは愛し合っている。 マリちゃんの頭がぐるぐるしている。十分前、破滅願望アリアリなマリちゃんは、大好きな日本酒と■■■■■…

腐ったブルーズ

高い壁かと思ったら高架線で道は続いていく。 歌声を一つ。丁寧に生きてみたい夜もある。 ぱららいぞ ぱらいそ ぱらだいす 青ってきっときれいな海色。 雪たちかと思ったら梅の花でやっぱり僕は君が好き。

ロンリーガールズブラボー

穏やかな午後。冬の寒さもなくなり、部屋に差し込む光が私に睡眠を強いてくる、そんな、そんな穏やかな午後のことだった。 私は世界で一人になった。 最初は何かのイタズラかと思った。授業中うっかり寝て、起きたら誰もいなかった。この状況なら普通そう思…

夏に降る雪 1

カチリ。ぼんやりと踏み出した右足から感触が伝わる。二、三センチほど積もった雪の下で金属が眠っているようだ。 銃器類か鉄クズか、何にせよ自分には必要ないものだろう。銃器類は何かを殺すためにあるが、それはその何かが命を持っていることが前提となっ…

孤独な放送室で

SCPが好きだ。ねこで ただそれを言うためだけに書いた。ねこ日本支部も好きだ。みんなもSCPを好きになって欲しい。きっと気に入るものがあるはずだ。ねこ それぞれの名前もよい(ほんとはねこですよ名前じゃないが)。 うつくしきせかい、人でなし木偶人形、…

僕の神について(3)

誰も興味ないだろうけどこのシリーズは地味に続けていきたい。 僕にとっての神は何かと考えたらそれまぁ音楽か、あれだろう。 とりあえず、で考えたら音楽かもしれない。 だけれど僕は音楽なんて信じていない。音楽で救われるとか、音楽が世界を救うとかまじ…

わっほい

とりあえず文字を書こうと思う。もともとその為にはじめたのだけど。 ついついこっちゃってだるくなる。いつものパターンだイエ―。 レッグヘルプミー。職場のおばかさんが言った「足が痛い」の英訳がつぼっている。 レッグヘルプミー。痛そうな感じは伝わる…

上代にはなかりしものを

よし泥酔だ。そうでもなければ文章など書けるか。 今日は髪を切った、その勢いでアンフレンデッドという映画を見た。よかった。みんなも観るといい。 髪を切りにいく途中バスの中で永井荷風の日記を読んだ。まぁ仕方ないが文語調は読み辛いのでやめろ。現代…

sigh sigh sigh

むかしほど憎めるものはありもせず少しくひとを嫌いになった 平凡を夢見し君は我になり清きわらべの指に唱和す フム―。わからん。

sigh sigh

夢にまで見た布団で眠る。 睡眠障害というか無呼吸症候群のぼくは眠る直前よくこんなことを思う。 こいつのおかげでぼくのQOLは常に下を向いている。腹立たしい。 ただこいつを治療するには一月ほどの入院、もしくは超長期の禁酒が必要なためわりと不可能で…

僕の神について(2)

バンドワゴンは続くよどこまでも。 久しぶりにバンドで遠出をした。主に自分のせいで何日も使ってツアーをするということが出来なくなったので遠出をするのは何カ月ぶりだろうか。福岡から京都まで車で移動した。 バンドワゴンは続くよどこまでも。 本当にそ…

僕の神について(1)

密造したハードリカーを水道水で割って呑む。 変拍子に合わせて男が歌っている。 ミツゾウシタハードリカーヲスイドウスイデッワテノム。早い。音楽を文で表すことは出来ないがこんな感じ、のような気がする。 金とはなんだ、宗教を信じていなくとも金を信じることはできる。 金を…

ンクク

青春、とはなんだろうか。 最近その系統の本を多く読んだせいか、ふと考える。 人を傷つけて、人を悲しませて、人に憎まれて、人の純粋な善意を偽善と呼んで嘲り、人の思いを当然のように裏切っていく。 それでも平然と、ほとんど気にせず生きていられる、そ…

はいたものを再度はく

昔はき出した言葉たちを見つける。 バナナの皮で転んだら あなたにまずは笑ってほしい 大丈夫?とか言うなよ。怒るぞ。 二日酔いなんで吐きます。仕事があるんで走ります。ほら、青春。 世界を終わりと呼んで遊び続けた夏の夕暮れ 作り物の天才と嘘をつく天…

緑、赤、白でありながらそれはクリスマスではなく。

ああ、そういえばあなたでしたね。 仕事からの帰り道、立ち寄った本屋で頭の中で呟く。 振り返ってみると、自分の人生には「それから」の自分と「これまで」の僕を大きく変える転機があった。すべて中学生の時だ。 一つは「thee michelle gun elephant」。自…

おはよう

ハロー、ワールド。ハロー、ワールド。ハロー。ワールド。 なんて素敵な言葉だろうか。 所詮この世は胡蝶の夢、水槽の中の脳だ。そんなことは知っている。 そう言われても僕らは始めなければならない。 「ハロー」に関しては好きにしてくれてかまわない。も…

C♯m

ごろごろとしたものが体の中をせり上がってくる。本来たどるべき順序とは全く逆の道筋をたどるそれを僕はたまらず吐き出した。 それは三時間前に食べたウインナーだった。茶色、薄いピンク、酸味。自分の吐瀉物を見るたびに昔読んだ小説を思い出す。人間の脳…

ぼろにぼろ

さて並べてみようか。死体、聖体、翡翠にメロウ。蟻地獄からはちゃかぽこちゃかぽこ煩いな。どこかにどんでんがえしがあると、つまらないまま続く演劇。かわかわかわかわかわらな、セカイ系にはほとほと飽きたよ、それでもこうして使者のふり。ありがとう、…

これでちょうど10グラムですっ!とまぶしい笑顔の店員は言った。 ほう、それならば家でコーヒーを飲むにあたりちょうど良いではないかと僕は微笑んだ。 本来ならば祝福されるべき昼下がり。10グラムですっ!の声が僕の生活を彩ってくれると思っていた。あま…

赤は夏に

関係ない、関係ないと 駄々こね続けて つかんだ夕日 ふと買い物を終えてぼんやり街を歩いていると、このような短歌が浮かんできた。 はたしてこれは何だろうか。祖父母と共に山の中で暮らしていた幼少期の思い出だろうか。それとも新しい母親になかなか馴染…

音たちへ

かちりかちりと音がする。 お酒を大量に飲んだせいで布団に突っ伏している耳にひっそりとささやいてくるやさしい音。おそらくコップの中で氷たちがゆるやかに、ふざけあうようにぶつかり合う音だろう。痛飲した自分をからっかって声をかけてくれているのだろ…