カチリ。ぼんやりと踏み出した右足から感触が伝わる。二、三センチほど積もった雪の下で金属が眠っているようだ。 銃器類か鉄クズか、何にせよ自分には必要ないものだろう。銃器類は何かを殺すためにあるが、それはその何かが命を持っていることが前提となっ…
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